2012/05/02

森の集いができるまで その1

森の集いという活動がはじまるまでには、
たくさんの話し合いがありました。
そのなかでもハイライトと言えるのが、去年2011年12月に
行われた第2回ミーティングでした。

森の集いという活動が、どういうことを考え、
どういう集まりであり、何をしようとしているのか、
この会合の内容を読むことで、
分かっていただけるのではないかと思います。

司会は代表の榊原と出口、場所は大阪池田市手仕事屋ばんまいにて。
第1回から5回に分けて、順に掲載して行きます。

1、森の集いとは:単なるイベントではなく、イベントを超えて [LINK]
2、森の集いが形になるまで [LINK]
3、森の集いに込めた想い [LINK]
4、森の集いのねらい [LINK]
5、森の基金:出店料から出資金へ。意識の流れを変えること [LINK]



2011年12月17日 森の集い 第2回ミーティング

司会:
榊原一憲(奈良オーガニックマーケット主催。五ふしの草店主)
出口晴久(Organic Crossing代表)


◆森の集いという試み 単なるイベントではなく、イベントを超えて

榊原:今回は、会合の2回目です。前回は夏の7月に集まって、震災支援の情報交換をしただけで終わってしまって、その先のことまで話し合えなかったので、前回の話し合いを踏まえて、今回はひとつ具体的な形を用意しました。それが「森の集い」という集まりになるんですが、説明を聞いたうえで、ぜひ参加していただければと思います。「森の集い」は、イベントといえばイベントなんですけど、イベントを超えた形のアクションにしていこうという試みです。関西広域で地域の垣根を超えて、これからの新しいあり方を話し合っていく場が「森の集い」です。具体的には、2012年の春に大阪のうつぼ公園で祭りを開こうと考えています。おおまかなイメージとしては、アースデイとか、オーガニックマーケットとか、各地でオーガニック的な活動がいろいろ催されていると思うんですけど、それプラスで作っていく感じです。5月19日20日の土日2日間、地元のバラ祭というお祭りといっしょに同時開催という形で、活動させてもらうことになりました。森の集いの祭りは、春と秋の年に2回、開こうと思っているんですけど、春は大阪のまん中で、街の人に向かって発信をしていく感じにして、秋はもっと自然に近いところで、キャンプとか宿泊も兼ねて、メンバーやお客さんがもっと親密に交流できる場を作ろうと考えています。秋の開催場所はまだ決まっていないんですけど、オリンピック的な感じで、毎年各地を巡回していく予定です。

出口:大阪のうつぼ公園っていうのは、いまも大阪のまんなかにどーんと緑が残っている場所なんです。森が残っているとまでは言わないけど、いまも地域の人たちの憩いの場として、散歩したり、お弁当を食べたり、遊びに行ったりするすごく気持ちのいい場所です。今回、みんなで集まれる場所を作る、しかも大阪の市内にと考えたとき、この大阪のまんなかにあるうつぼ公園っていう場所が、すごく重要な位置にあるっていう思いが、メンバーの中にあって。それで、前回の話し合いが終わった後、うつぼ公園でまつりをしようっていって、いろいろなところから行政にアプローチしていったんですね。でも僕たちは実績もないし、実体のある団体というわけじゃないので、全部蹴られてしまって。それで、別のアプローチを考えたときに、うつぼ公園の地元の住民の方が春に「バラ祭」というお祭りをしているんですね。その方たちに話を持っていってもらえないかということで、主催者の僕たちで直接お願いに行きました。そこで了承をもらうことができて、今回の話がスタートしました。


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